和と暮らす

日本に住んでいれば誰しも一度は見たことがある「神棚」の存在。
ご実家や昔、なんとなく祀っていた記憶はあるけれど、その意味や祀り方を神棚については意外とよく知らない…という方もいらっしゃるかと思います。

どんな意味があるの?どのように設置すればいいの?
そういった疑問をもつ方に向けて、祀り方の基本知識から神棚のある暮らしについてわかりやすくご紹介します。

神棚は、お家の中の「小さな神社」

神棚のイラスト

神棚とは神社からいただいた「御神札」(お札)を納める場所です。

古くから日本では先祖の霊を供養することで神となって子孫を守ってくれると考えられてきました。そのため神様を祀ることで、遠くの先祖を祀る意味もあるといわれています。
「神棚を祀る」というと、仰々しいイメージもあるかと思います。けれど難しいことではありません。毎日神様を敬い、大切にする気持ちをもって暮らすことでなんとなく背筋も伸びますし、気持ちの良い日々に繋がります。

正確には、神社の社殿の形を模した「お宮(宮形)」と、お宮を置く「棚板」を含んだ総称です。しかし最近は、住宅の洋風化に伴って従来の宮型ではなく、おしゃれなインテリアのような神棚や、御神札を立てるだけの見た目がシンプルな構造の神棚も登場しています。一人暮らし用のミニマルなタイプもあります。
必ずしも宮型を用意しなければならないわけでもないのです。多種多様で現代の形にあう神棚がたくさんありますので、ご自宅やご自身の暮らしに合うタイプをお選びください。